人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

歯牙(しが)にもかけないとは? 小説に出てきた難しい言葉

意味は? 

問題にしない。無視して相手にしない。「世間のうわさなんか―◦ない」

「このまま出国されたら、要らぬ疑念を抱かせることにもなりかねませんよ」

 藤堂の背中から葛城が口を添えるが、ラウル大佐は歯牙にもかけようとしない。

中山七里さんの静おばあちゃんにおまかせ

202209172119400f4.jpg

「でも、既に関根は房に戻っていますよ」

「今しか聞けないのです」

文屋はこちらの都合など歯牙にもかけない調子で質問内容を告げる。

中山七里さんの死にゆく者の祈りより

20220421211125ea8.jpg

「関根は被害者遺族にどんな態度を取っていましたか」

「公判中は歯牙にもかけませんでした

中山七里さんの死にゆく者の祈りより

20220421211125ea8.jpg

 平和なときに結婚しておけぱよかったという由美の負い目をまるで些細な問題のように歯牙にもかけない。そして、

「幸せだったらいいんじゃない? 器とかはどうでもさ」

 こんなときでも幸せになっていいのだと正は由美に気づかせるのだ。

有川浩さんの塩の街より

 担当氏は自社の小説誌に載せた。反響はいろんな意味で凄まじかったそうだ。

 死者を冒涜する行為だと怒鳴り込んでくる人もいたらしいが、彼女はきっと歯牙にもかけないと思う。

 あたしが好きにしていいって言ってるのに、何で他人のあなたが怒るの?

有川浩さんのストーリー・セラーより