人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

建物、街、屋外の表現、描写を小説から学ぶ

くすんだベージュ色のモルタル塗りのアパート

古ぼけたアパートの描写をおすすめ小説から学ぶ くすんだベージュ色のモルタル塗りのアパートだった。左右にも同じようなアパートが迫っていて、日当たりがよくない。郵便受けは塗装が剥がれてそこかしこに錆が浮き、いくつかのそれにはチラシが差しこまれた…

鏡のような黒御影石を敷き詰めた車寄せ

港区・高縄の閑静な住宅街に、千坪近い日本産業銀行の迎賓館があった。 招待者は門から車のまま邸内へ入り、鏡のような黒御影石を敷き詰めた車寄せで降りるが、そこが玄関というわけではない。そこからさらに、植込みと庭灯籠が両側に連なる小道を歩いて行く…

宝石をちりばめたようにきらめいている

暗がりの遥か先に、熱海に林立するホテルの灯りが、宝石をちりばめたようにきらめいている。 山崎豊子さんの沈まぬ太陽 会長室篇 上より 沈まぬ太陽(4(会長室篇・上))posted with ヨメレバ山崎豊子 新潮社 2002年01月 楽天ブックスAmazonKindle7net eboo…

鉄橋を往来する車の流れが、帯のように見える

関西紡績六階の会長室からは、淀川が見下せ、鉄橋を往来する車の流れが、帯のように見える。曾て、世界一を誇った綿加工工場も、今は本社の建物と、グラウンドを残すのみで、昔日の俤(おもかげ)はない。 山崎豊子さんの沈まぬ太陽 会長室篇 上より 沈まぬ太…

建物、街、屋外の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ

国道に面した店は、トラックの激しい往来のせいで、排気ガスや粉塵にまみれて、うっすらと粉をふいたようになっている。まるでセピア色の映画を見ているようだった。 垣谷美雨さんのリセットより 威風堂々とした中世ヨーロッパの牢獄のような建物がそびえ立…