2020-05-24 視線をはねのけて訊いてきた 視線、眼差しの表現、描写 しかし直貴は答えられなかった。唇を噛み、孝文を睨みつけていた。 「誰だい、それ」孝文は直貴の視線をはねのけて訊いてきた。「武島、と名字が一緒だということは、かなり近い親戚と考えていいのかな。あるいは家族とか」 東野圭吾さんの手紙より