人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

2020-06-14から1日間の記事一覧

最後の証人 柚木裕子 おすすめ小説

最後の証人 「佐方貞人」シリーズ (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon おすすめ度 3.8 感動する ☆☆☆☆ 笑える スリル ほっこり ビックリ ☆☆☆ 先が気になる ☆☆☆☆ ほのぼの ためになる ☆☆ 心に残る ☆☆☆☆ 切ない ☆☆☆☆ 怖い 重い ☆☆☆☆☆ すいすい読める ☆☆☆…

儲かっている弁護士の応接室の描写

応接室に通された佐方は、部屋の中を見渡した。中央には応接セットが置かれ、壁には高額そうな絵画がかけられていた。備え付けの書棚には、法律関係の専門書がびっしりと並んでいる。かなり繁盛しているようだ。 柚木裕子さんの最後の証人より

相手をバカにしたような笑いの表現 山路は弄(もてあそ )ぶような目つきで言った

「ご用件は神田さんのことですね」 山路はいきなり本題に入った。今さら、回りくどいやり取りなどしたくないのだろう。それは佐方も同様だった。そのとおりです。と答えると、山路は弄(もてあそ )ぶような目つきで言った。 「上司に理由を尋ねなかったのです…

相手を小バカにした笑い 喉の奥で笑った

「上司に理由を尋ねなかったのですか」 この野郎、と佐方は思った。地検内部から話が聞けないから、ここにやって来たのだ。それを知っていて、山路は佐方がどう返答するのか楽しんでいるのだ。山路は喉の奥で笑った。 柚木裕子さんの最後の証人より

息の合間から、声を搾り出した

悔しくて声が出ない時の表現 「何があった」 佐方は答えなかった。無言で筒井を睨む。 「答えろ、佐方!」 部屋の中に、筒井の怒声が響く。 佐方は乱れる息の合間から、声を搾り出した。 「神田が強姦しました」 筒井の顔色が変わる。 佐方は山路から聞いて…