人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

酒、飲み物の表現、描写

グラスの中で琥珀色の液体がゆらゆらと揺らめいている

グラスの中で琥珀色の液体がゆらゆらと揺らめいている。一輝は、奇妙な夢を見ているようなまなざしで、その液体に見入っていた。 原田マハさんの異邦人(いりびと)より

コーラの炭酸にちりりと舌を灼かれながら

「ケンカでもしたの?」 さらりとコブちゃんがたずねる。 「まあ、そんなとこです」 俺が答えると、それ以上突っ込むことなくうなずいた。俺はコーラの炭酸にちりりと舌を灼かれながら、再び頭を下げる。 「ご迷惑、おかけしました」 坂木司さんのワーキング…

夜中のオフィスに、炭酸の弾ける音が響いた

いつも通りに能勢が缶ビールを手に取ってから、お疲れ様っ、と三人で声を掛け合い、それぞれのプルタブを引いた。夜中のオフィスに、炭酸の弾ける音が響いた。 東野圭吾さんのマスカレード・ナイト

芳醇な香りが喉から鼻にまで広がった

憲三はとっておきだという灘の清酒を出してきた。江戸切子のグラスで口に含むと、芳醇な香りが喉から鼻にまで広がった。冷酒は飲みやすく、ほどほどにしなければと思いつつ、伯朗は立て続けに三杯も飲んでしまった。 東野圭吾さんの危険なビーナス

ぽんという破裂音とともに中に入っている液体がざわめくように発泡する

落合の前にグラスを置き、シャンパンの封を開けた。ぽんという破裂音とともに中に入っている液体がざわめくように発泡する。ふたつのグラスにシャンパンを注ぐと、私は落合の向かいに座った。 薬丸岳さんの誓約

爽快感が喉から全身に広がっていく

ビール喉こしの表現 ネクタイを外し、冷蔵庫から缶ビールを取り出すと、立ったままでごくりと飲んだ。爽快感が喉から全身に広がっていく。ふうーっと息を吐きながら、ローソファーに腰を落とした。 東野圭吾さんの真夏の方程式

一口含んだだけで、樽を想起させる木の香りが広がった。やがて口の中に甘みが残り

ワインの表現 厨房から栓抜きを取ってくると、「あなたもどう?」と誘われた。 「いいんですか」 「一人で飲むより二人のほうが楽しい」 成実は厨房に戻り、数少ないワイングラスを棚から出した。 ロビーのテーブルを挟み、乾杯した。一口含んだだけで、樽を…

グラスの氷をからから鳴らし、成実の言葉を吟味するように

湯川はグラスの氷をからから鳴らし、成実の言葉を吟味するように、ゆっくりと焼酎を飲んだ。 東野圭吾さんの真夏の方程式