憲三はとっておきだという灘の清酒を出してきた。江戸切子のグラスで口に含むと、芳醇な香りが喉から鼻にまで広がった。冷酒は飲みやすく、ほどほどにしなければと思いつつ、伯朗は立て続けに三杯も飲んでしまった。 東野圭吾さんの危険なビーナス
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