2020-12-22 憔悴と疲労で、色をなくし、げっそりして見えた 病、疲労、苦痛の表現、描写をおすすめ小説から学ぶ 燦然と気高かったはずの女王の顔は、憔悴と疲労で、色をなくし、げっそりして見えた。目の下にできたたるみと口元の皺が、彼女のいままでの人生が決して楽なことばかりではなかったのだと物語っているようだった。 原田マハさんの異邦人(いりびと)より