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よるになるとばけものに変身してしまう主人公のあっちーこと安達は、忘れ物をしたためにばけものの姿のまま夜の学校に行った。
教室には誰もいないと思っていたのだが同級生の矢野がいた。矢野はクラスでいじめられている女子生徒だ。矢野は昼の学校でいじめられているからか、夜一人で学校にきて休むことを日課としていた。
お互いにこの夜のことは秘密にしておく約束をした。
昼間の学校でのあっちーは矢野がいじめられていることを見て見ぬフリをした。夜のばけものの時と同じように矢野と会話でもしたら自分までクラスメイトからいじめられてしまう。
昼の学校では矢野をいじめない者はクラスメイトからはじかれる。
積極的ではないが昼の学校で、矢野をいじめる自分、夜の学校で、ばけものの姿をして矢野と会話する自分、どっちが本当の自分なのか。