「トンボが飛んでる」 夕花の指差す方を見上げた。 「ほんとだ」 二匹のトンボが、南風に逆らいながら、ふわふわと同じところに浮かんでいた。 森沢明夫さんのおいしくて泣くときより
窓の外を見ると、からっぽな青い空と、音もなくむくむくと盛り上がってくる入道雲が、世界の半分を占めていた。 森沢明夫さんのおいしくて泣くときより
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