四日間の奇蹟　浅倉卓弥　おすすめ小説 - 人生も後半戦！　これから先も楽しもう！

おすすめ度　4.0

感動する　　　☆☆☆

笑える　　　　☆☆

スリル　　　　☆☆☆

ほっこり　　　☆☆☆

ビックリ　　　☆☆☆

先が気になる　☆☆☆☆

ためになる　　☆☆☆☆

心に残る　　　☆☆☆☆

切ない　　　　☆☆☆☆

怖い　　　　　☆☆☆

重い　　　　　☆☆☆

すいすい読める　☆☆☆

浅倉卓弥さんの文章力が見事で、読みはじめから、一気に引き込まれました。

ピアノのシーンでは、本当にピアノの音が聞こえてきそうだし、自然豊かなシーンでは深呼吸でもしたい気分になります。

ロンドン留学中に、ある事件に巻き込まれ指を落としたピアニスト敬輔とサヴァン症候群で言語能力は乏しいがピアノは天才的な才能を持つ少女千織。

二人の出会いは、敬輔が指を落としたロンドンの事件の時だった。

千織親子が暴漢に襲われたのを、敬輔が助けようとして、犯人に指を撃たれ、敬輔は指を落としてしまう。そして、千織は両親を失った。

ロンドンの事件で大切なものを失った二人は、日本に帰ってから各地の施設へ慰問演奏の旅を続けた。

ある療養センターに慰問演奏に伺い、知り合った女性真理子に人見知りの酷い千織はなついた。

真理子と千織は施設内を散歩中に、ヘリコプター事故に巻き込まれ、真理子は命の危機にさらされる。そんな状況で、千織に変化が。