ティアラは煙草に火を点け、煙を吐き出した。青い光の中、小さな竜のように天井に昇っていくそれをしばらく見つめていた。 柚木麻子さんの本屋さんのダイアナより
一羽の鳩がぐるぐると喉を鳴らし、淡いピンク色の胸をのけぞらせた。ちょん、ちょん、とダイアナの足下までジャンプしてきたが、こちらにその気がないのを察すると、たちまちふっくらしたお尻を向けて去って行った。 柚木麻子さんの本屋さんのダイアナより
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