おすすめ度 4.0
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あらすじ
ある病院に入院した大富豪の大貫は、他の入院患者を下に見てバカにしていた。
偏屈で横柄な大貫の口癖は、
「おまえが私を知っているだけで腹が立つ」というものだった。
そんな大貫なので他の入院患者からは嫌われていた。
ある日、大貫は絵本好きな少女パコと出会うのだが、大貫はパコが自分のライターを盗んだと勘違いし、パコの頬を叩いてしまった。
その後、大貫はパコが事故の後遺症で一日しか記憶がもたない病気だと知る。
「ねえおじさん、前にもパコのほっぺに触ったよね?」
昨日の記憶がないはずのパコが大貫に頬を叩かれた記憶が残っていた。
大貫はパコの記憶に残りたいと思うようになり、毎日のようにパコに寄り添う。そして、パコのためにあることを計画する。
パコに出会ったことで大貫は変わっていく。
昨日を失った少女の心に特別な思い出を残そうとした大人たちの、心温まる奇跡の物語。
かんそう
頑固で嫌なジジイだった大貫がパコの存在によって変わっていく。そこに感動です。
また、個性豊かな、他の入院患者たちの存在が、この話を盛り上げてくれる。少しコメディっぽくもあるところが良い。