人生も後半戦! これから先も楽しもう!

人生も後半戦になったら、これまでの生き方に後悔することもあります。しかし、後悔しても仕方ない。この先楽しく生きるためにいろんなことに挑戦

2022-04-14から1日間の記事一覧

期限表示について

期限表示の基本 加工食品(一部の加工食品を除く。)には、消費期限又は賞味期限のどちらかを表示します。どちらも「いつまで食べられるか」を判断するための目安となる表示です。 期限表示を正しく理解する上で重要なことは、期限表示は「開封前の状態で、表…

ストレスが鉛みたいにズシンとお腹のあたりに落ちてきた

込み上げる涙を深呼吸と一緒に飲み下ろすと、ストレスが鉛みたいにズシンとお腹のあたりに落ちてきた。 小坂流加さんの余命10年より

またひとつ黒く大きな染みができた

もうあの頃のように誰彼構わず話しかけられる自分はいない。率先して盛り上げられる度胸もテンションもない。またひとつ黒く大きな染みができた。 小坂流加さんの余命10年より

わたしの人生挫折ばかりだとクッションの山に体を投げ出した

わたしの人生挫折ばかりだとクッションの山に体を投げ出した。すると自然に大粒の涙が溢れてくる。潰された期待は絶望に変わった。 小坂流加さんの余命10年より

茉莉の中を端から汚していった。嫉妬は体中を蛇のように這う

病室で繰り返し聞かされた旅行やデパートのセールの話、お洒落なカフェができたとか、彼氏が冷たくてぇーとか、そんな話が茉莉の中を端から汚していった。嫉妬は体中を蛇のように這う。 小坂流加さんの余命10年より

茉莉は口端を上げたまま眉を下げる

茉莉は口端を上げたまま眉を下げる。けれど桔梗の方は真面目な顔でダメよと繰り返した。 小坂流加さんの余命10年より

鈴のような声で笑った

「見た……。ネコミミつけて漫画描いてた。かわいかったけど」 「そっかー。男のロマンだと思うんだけどな」 「ネコミミ?」 「ネコミミ」 茉莉がひくと、沙苗は鈴のような声で笑った。 小坂流加さんの余命10年より

茉莉は口端を上げる。沙苗は見透かしたように片頬で笑った

「あは……ならもっと早く言ってくれれば……」 茉莉は口端を上げる。沙苗は見透かしたように片頬で笑った。 「茉莉は漫画研究会って嫌だったんだよね」 小坂流加さんの余命10年より

小坂流加さんの余命10年の書き出し

余命10年 (文芸社文庫NEO) 作者:小坂 流加 文芸社 Amazon ゆらゆらと街は陽炎(かげろう)で揺れている。 林立するビルの窓は灯台のように明滅している。すれ違う電車の残像が光を引いていく。雑踏の先から路地裏へ駆け回る子どもたちはコンサートの上に点滅す…